「高木陽行折紙個展 ~癌を道連れにうたを折る」
*〇*〇*〇 皆さま こんにちは *〇*〇*〇
う~ん寒い。 今日は朝からとても寒いです。
洗濯物を干しながら 手がかじかむのはこの冬はじめて。
さて、先日のブログでお話しましたが
当宿に湯治においでいただいた高木さんの個展に
行ってまいりました。
余命一年と宣告されている高木さん。
まもなくその一年となります。
高木先生と当日、会えるかとそればかりが
ずっと気がかりでした。
折り紙先生に会うのを楽しみに
この日を待っていた娘の舞花。
どうか元気な先生と再会できますように・・・
切に祈りながら車にゆられること2時間。
ホテル内の個展会場に入り、受付の方に
「先生に以前、お泊りいただいた旅館のものです・・・
今日はいらっしゃいますか?」
と、祈るような気持ちで尋ねました。
「今、食事に行ってますけど間もなく戻られると思います」
本当に本当に嬉しかった。
あ~あ。
お元気なのだ。 頑張っておられるんだ。
その場で飛び跳ねたいくらいココロが軽くなりました。
すぐ奥さまが挨拶に来てくださり
「おかげさまで、元気にしているんですよ」
とのお声にさらに安堵しました。
ようやく 気持ちの落ち着いた私の目に
飛び込んできたのは
想像以上にやさしく 温かい作品ばかり・・・。
思わず 「わぁ。やさし~い」 とつぶやいてしまいました。
童謡をテーマにしていたり
自然の風景だったり
(熊野古道)
私たちの一番の楽しみであった
しらさぎ屋上から眺めた海もありました。
海をみている女の子が
舞花には自分に見えたようで
「この子、舞花かな~」 と
とても喜んでいました(笑)
ひとつひとつの作品から
先生の やさしさと 強さ 温かさが
ほんわか伝わってきて
涙が出そうになりました。
「病気を理由に言い訳しないこと」
「残りの時間、自分らしく生きよう」
そんな先生の思いがこもった折り紙に
私も勇気と元気をいただきました。
どんな事も、気持ちの持ちようなんだ。。。
あらためてそう思います。
最近、目が見えづらいと思い病院に行くと
薬の副作用から白内障になっていました。
もう!!次から次へと・・・ ほんとうに嫌になります。
でも 落ち込んでも仕方がない。
先生のように温かく 明るく そして前向きでいたいな・・・
くりかえし 強く強く 思った一日でした。
色鮮やかな先生の折り紙に
「う~。わぁ~」 と手足をバタバタさせて喜ぶ生後8ヶ月の元貴・・・・
この子の笑顔をみると どんな
不安も苛立ちも す~っと消えてしまいます。
病気が授けてくれた かけがえのない大切な宝物。
元貴や舞花といられる日々が幸せ!
病気が何さ。
副作用が何さ。
ドンと来い!負けるもんか。
あなたたちのママは
今は顔も身体も膨れ上がり
醜くなってしまっているけれど
大きくなる身体とともに
ココロも強くなっておりますぞ!
だから大丈夫。ずっと一緒に笑って
過ごせるよ(*^^*)
先生との出会いで
心にたくさんの栄養をいただきました。
闘病生活をしている私に
神さまが与えてくれた贈り物ですね。
皆さまも 寒くなってきましたので
お体を大切にお過ごし下さい・・・。
それでは素敵な木曜日を。。。。
先生を囲んで・・・ママはお見苦しいのでカメラマンです(苦笑)