~妻で母で私らしく~女将の日記

日常

2010年5月25日
夏休みのご予定はお決まりですか?

皆さま おはようございます。

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夏休みのご予定はお決まりですか?

お子様ランチ一例

2010年5月22日
シンプル イズ ベスト

突然ですが

今朝は久しぶりに和食をいただきました。

娘を学校に送り出す朝は

痛みもあるのでサッとできるパン食が基本。

パンに野菜に卵・・・・・

私の手の痛み具合でここに

ヨーグルトやフルーツやスープが

追加されるか否かが決まるのです(苦笑)

そして、温かいミルクが、娘。

コーヒー 1 に ミルク 9の 割合で作るカフェオレが、私。

コーヒー1なら入れなくてもよさそうなのだけど

この1が大事なのです(*^^*)

これが定番の朝ごはんなのですが

今朝は土曜日で学校がお休み。

そして体の痛みもあまりない (やったぁ~朝から幸せ)

急にお味噌汁と白いご飯が食べたくなり

きのこと新玉葱のお味噌汁に、

ネギたっぷりの納豆 、きゅうりのぬか漬け

シンプルだけど

身体にやさしい和食をいただき

日本人で良かった~と

思わず口にしてしまいました。

ごちそうさま。

と同時に・・・・

「ふん ぎゃ~」 「ふん ぎゃ~」

赤ちゃんもお腹がすいてきた様子。


この子との生活が始まってから

何かが剥がされていくのをいつも感じます。

何かというのを説明するのは難しいのだけど

変なプライドだったり 強がりだったり ・・・でしょうか



赤ちゃんって 純真無垢のかたまり

まっすぐ光のように 気持ちに飛び込んできます。。

神さまにきっと一番近い存在なのだろうな。

そんな赤ちゃんとの日常で 自然に余計なものが

剥がされ

私は浄化されている気がするのです。

ふ~ぅっと 力が抜けて

心地よく 呼吸がしやすい気がします。

色々な人や物との出会いや別れがあり

幸せなことや悲しいことがあり くじけたり 乗り越えたり

それを繰り返して くすみそして磨かれ

36年の人生で色々なものをまとった私のココロ。


余計なものが 剥がされ そぎ落とされていくのを
感じながら

飾らない人が素敵に見え とても惹かれるのは

飾らないのではなく、そぎ落とされたあとに残る

強さや やさしさが “飾らない”

まっすぐなオーラを放っているからなのかも・・・・

そんなことをふと思いました。

シンプルといえば和食もそう。

世界には色々なお料理があるけれど

やはり一番は和食だと私は思います。

お味噌にしても醤油にしても

納豆もそうだけど

昔の人から大事に受け継がれ作られる

豊かな味わい。

美味しさもちろんのこと栄養面でも 奥は深い。

人も和食も シンプル イズ ベスト!!なのだ。

とそんなことを真剣にあれこれ考えて

今日一日を過ごしてしまいました・・・。

本当の強さとやさしさを まとい

シンプルな生き方ができる人になりたい。。。。

そう思う私の頭に浮かぶ のは

やはり 「肝っ玉母ちゃん」 です。

病気をしている私には程遠い存在だけど

目標にしたいです。

そんなこんなで 夜もふけてきました。

痛みのない明日を迎えられることを祈りつつ

皆さまの明日も健やかでありますよう 

良い夢を・・・(*^^*)

2010年5月21日
赤ちゃんのお部屋に・・・・

未熟児で産まれてきた愛息子。

産後1ヶ月、NICUに入院しておりました。


母乳を毎日届けるのが

唯一私が息子にしてあげられること。

病院までは車で30分。

肩や指の痛みに耐えながら、辛い日もあるのだけど

でも、息子の顔を見るとそれを

忘れてしまうから不思議です。

帰りの車で、思い出したように 身体のあちこちが痛み出します。

そんなとき、

形のない目には見えない

その大きなものの存在を

改めて想います。

「愛」 なんだな~ と・・・

さて、そんなある日、7歳の娘が

「私も何かしてあげたい」 と。。。

赤ちゃんのお部屋に飾る絵を描くことになりました。

桜・・・

私の大好きな花のひとつです。

淡いやさしい色の花・・・・

女性らしい可愛らしさと

散ることを恐れず一斉に咲き誇る潔さを

持ち合わせたその花に

どうしようもなく惹かれてしまいます。

花びらが春の風に舞うように

ふわりと 心がさらわれて行きます。


う~ん。うまく説明ができませんが。。。

桜の花を眺めていると

気持ちがまっさらになります。

素敵なお花です。

話がずれてしまいました。

赤ちゃんのお部屋に・・・・

  舞花作 

赤ちゃんのお部屋に・・・・2

  わたし作 

娘とふたりでお花を描きながら

赤ちゃんの帰ってくる日を あれこれ想像しました。

それだけで 幸せ。

赤ちゃんのお部屋に・・・・3

赤ちゃんのいない お部屋は 少し寂しいけれど

赤ちゃんベットに、たくさんのオムツ

やさしい色のぬいぐるみに くるくる回るオルゴール

あ~あ なんてやさしい空間なんだろう・・と思います。

そして、そこに私たちの絵も加わりました。

赤ちゃんのお部屋に・・・・4

男の子なので、鯉のぼりの貼り絵も作りました。

色紙を張り合わせて作った この鯉のぼりのように

私たち家族も早く一緒に過ごしたいな。。。。

そんなことを願う一日でした。

2010年5月19日
入院中のある一日

 **** 皆さま こんにちは ****

本日(5月19日)の椿温泉は雨です。。。

静かなやさしい雨音を

久しぶりにおだやかな気持ちで聞いています。

今日はとても嬉しいことに

いつも午前中に痛む身体が

楽なのです

こんなおだやかな気持ちで朝を過ごしているのは

久しぶり。。。 お~健康ってなんてすばらしい!!

心はずませ ブログを綴っております

今朝は、オムツを替えるのも、ミルクをあげるのも

自分できたゾ!(いつも午前中は情けないかな・・母が頼りなのです・・・)

母親らしいことがを出来ている喜びと

赤ちゃんの重みに 「痛い」 じゃなく 「愛おしい」

と思えることに

「あ~あ 幸せ」 の想いが心からフツフツとわいてきます。

さて今日は、入院中のことを書こうかな~。。。

年明けから入退院をくりかえしていた私。

7歳の娘との約束も計画も変更になったり

ダメになったりで娘にとっても辛い日々だったと思います。

バレンタインもそのひとつで、

「今年はパパにチョコレートクッキーを焼こう」

と約束していたのに

バレンタイン前に急な入院・・・・。

そこで、病室で市販のお菓子にチョコペンで

お絵かきをして

簡単だけど パパへのバレンタインの

お菓子を二人で作りました。

入院中のある一日

入院中のある一日2

少しでも娘の気持ちが和らいでくれたかな。。。

そうであれば嬉しいです。


突然ですが私の顔は、薬の副作用でパンパンです。

入院中のある一日3

この写真は2月のものなので

自慢じゃないけれど今はもっとパンパンです(苦笑)

SLEの患者さんや、ステロイド治療をされている方は

ご存知でしょうが

 「ムーンフェイス」 というものです。

ステロイドの副作用のひとつで

顔がまんまる お月様のようになってしまうのです。

最初は、会う人、誰からも

「太ったんちゃうん」 とか

「マルなったね~」 とか言われ

言われなくても 顔にじ~っ視線が向けられているときは

「太ったね」という心の声が聞こえてきます(私の考えすぎ?!)


当初は 気になってしかたなく

鏡を見るたびに

いやだ!いやだ!

フェイスマッサージをしたり

小顔にするには アイーンのポーズが良い!と

どこかで聞いたのを思い出し

試みてみたりもしましたが

これという効果はなく・・・

最初は落ち込みました (顔が丸くなるだけで体重はぜんぜん変わってないんですよ)


今はそれも私だわ。。。。とひらきなおりました。

健康だった頃の自分にすがっていてもしかたないのです。

人は同じ場所には決していられない・・・

病気のことだけじゃなくて

色々なことが少しずつ変わっていく。

目をそらさず

受け入れ動いていこう。

まんまる顔も愛嬌だ! くらいの気持ちでハッピーでいよう。

痛みと戦いながら子育ても満足にできなくて

お月様のようなまんまる顔・・・

それが今の私なのだ。

ムーンパワーという言葉のごとく

私のまんまる顔が「癒しの顔」とでもなれば

これ幸いかも。。


それでは、皆さまも健やかな一日をお過ごし下さい。。。

2010年5月17日
産まれてきてくれてありがとう

*〇*〇*〇  皆さま おはようございます  〇*〇*〇

ご報告が大変遅くなりましたが

3月24日(水)
わが家に待望の男の子が誕生いたしました

私の病気のせいで早産となり
2ヶ月近く早く産まれてきた赤ちゃんは
未熟児のため、NICUへ入院。
(その後、一ヶ月の入院となりました)

産まれてきてくれてありがとう

ほんの少しの時間、抱かせてもらっただけで
産後すぐに離れ離れに。。。

その時、一瞬抱いた赤ちゃんのぬくもりは
この先もずっと忘れることはないでしょう。

今も思い出すだけで私を幸せにしてくれる
あの時間。

あたたかくて、やわらかくて・・・

やさしくもあり、たくましくもあり・・・

未熟児で小さな身体ではあるものの

この子が持って産まれてきた 「生きる力」 
そのものを抱いている感覚。

きっと大丈夫。この子は大丈夫。自然とそう思えました。

産まれてきてくれてありがとう2

産まれてきてくれてありがとう3


こんな病気のママを選んでくれて・・・

産まれてきてくれてありがとう・・・・

産まれてきてくれてありがとう・・・

ありがとう・・・

その想いが、何度も何度もこみ上げてきました。

*******************************************
 (私の出産) 

妊娠と同時期に・・・

全身の臓器に原因不明の炎症が起こる、

自己免疫疾患のひとつである

SLE(全身エリテマトーデス)を発症してしまい

病気と闘いながらの出産でした。

SLEは、国が特定疾患に定めている難病であり

流産や早産の確立も高いのです。

自分自身がこのような病気にかかるとは

まったく予想もしていなかったので

現実を受け止めるまでにかなりの時間がかかりました。

でもね、辛いことも怖いことも時間をいっぱいかけると

なんとなくでも前に進めるものなのです。

今は、幸せに思えることの方が多いですよ。

私は関節の痛みが主な症状です。

全身の関節という関節すべてに痛みがあるので

ひどい日は寝たきりの生活です。

出産前は、特に痛みがひどく、

痛みと同時に息ができなくなり

呼吸困難になったり

意識がなくなり倒れたりすることもあり

出産までは入退院の繰り返しでした。

入院生活が長かったので

7歳の娘に寂しい思いをさせてしまい

それが痛みよりも何よりも辛かったなぁ。。。

毎日、車で30分の病院まで

宿題とお弁当を持ってやってきてくれた娘。
(これができたのは、家族の協力があってこそなのだけど)

明日また会えるとわかっていても

涙を浮かべながら手を振って帰る娘の姿に

自分の病気を恨みました。

ママは元気でないとダメなのです。

笑っていないとあかんのです。

そうは思いつつも
激しい痛みにたえながら、身動きのできない時間は

心がしぼみます。正直ほんとに・・・・。


無事に産んであげられるんやろうか・・・

私の身体は出産に耐えられるんかな・・・

グルグルいつもその思いが私の頭を
回っていました。

SLEの患者さんに多いという例に外れることなく
私も早産となりました。

産後は症状が悪化すると言われていたとおり
今は痛みがひどいです。

午前中は起き上がれない日もありますが

となりで寝息をたてるわが子に

無事に産まれてきてくれた喜びと

幸せを感じずにはいられません。

「この子が産まれてきてくれた・・・」
その思いに
痛みも苦しみもすべてがリセットされます。

そして
周りに支えてくれる家族や親戚がいること。

私は恵まれた
環境にいるのだとつくづく思います。

今の私は、一人で子育ては絶対にできませんから。

もし私が一人だったらと想像するだけで
震えてしまいます。

泣いているわが子を痛みがひどい日は
抱いてやることさえできないダメなママです。

自分に腹が立ち、情けなくて涙する日もあります。

それをパパさんが支えてくれ、母が助けてくれ

叔母が協力してくれ、義母さんが励ましてくれ

妹や従姉妹や友人たちが元気付けてくれる・・・・。

私は本当に恵まれています。

とりまく環境に感謝の思いでいっぱいです。

*~*~* ありがとう *~*~*

産まれてきてくれてありがとう4

大切な子供たちのため

みんなに助けてもらいながら、元気に前を向いていたい。

ココロがしぼまないように

やさしくそして強い花を咲かせていたいと思います。

最後に、

SLEで同じように子育てをしている方や

出産を控えている方が

やさしく笑っていられますように・・・