日常
お湯への感謝の想いと、椿温泉発展の願いを込めて
湯治のお客様。田中幹ニさん。 物静かに語る田中さんの心にある一途な想い。
まさに温泉のようにさめることないお湯への熱い想い。 40年の歳月が流れた今、その感謝の気持ちが 足湯と薬師堂として形になろうとしている。
今から40年前。 田中さんが第一線で仕事をしていた42歳の頃。 体調を崩し体重が激減、食事がのどを通らなくなった。
そんな時、友人に椿温泉の湯治に連れてきてもらったそう。 10日間で食事が食べられるようになり、激減していた体重が 半年で10キロ戻った・・・・。
その時に感じた、感謝の想い。その想いは、椿温泉の発展を願う 気持ちと共に心の中で大きくなっていったそうだ。
お金の話は、ご本人は嫌がるだろうが、足湯と薬師堂を 作るには多額のお金が必要である。 椿温泉の観光協会で用意できる金額では、とうていない。
田中さんからいただいた気持ちと寄付金に 本当にありがたく感謝の想いでいっぱいだ。 「椿温泉はええ湯やからね。昔のように華やいでいて欲しい。 自分のように苦しんでいる人たちに、ほんものの温泉を 知ってもらい、そして元気になって欲しい。」 そういって、にこやかに笑った。
田中さんの一途な気持ちを大切に、忘れずに、 これからも椿温泉にたくさんの湯治のお客様をお迎えできるよう、 椿温泉発展のためがんばっていこうと思う。 本当にありがとうございます・・・・。