~妻で母で私らしく~女将の日記

若女将の日記です

朝とれヤングコーン♪
2007年5月14日

初夏の太陽をいっぱい浴びたお野菜。
みずみずしい緑の葉に包まれたヤングコーン。
今朝、収穫したものが、親戚のおばちゃんから届きました!
私は、さっと塩ゆでして、そのまま食べるのが一番好き(*^^*)

お客様には、炊き合わせの野菜のひとつに加えました。
あっさり和風だしで、調理長が味付けしてくれました。
シャキッとした歯ごたえ&ほんのり甘いヤングコーン!
ささやかだけど、旬の一品です。

ヤングコーン

テーマ:日常(1356)
GWが終わりました
2007年5月9日

長かったお休みも終わりましたね。
今年のGWは本当にたくさんのお客さまで賑わいました。
特に、3日4日はすごかったです。
大渋滞のなか、お越しくださり本当に感謝しております。
ありがとうございました!!

このGWもたくさんのお客様との出会いがありました
お馴染みさん谷さんファミリー。
お子様が大きくなられててびっくり!オムツをつけてた赤ちゃんが
今や元気に走り回ってました。
子供の成長って本当に早いですね・・・・。

小さな男の子からお手紙をいただいたのも
嬉しかったです。一字一字、一生懸命に書いてくれているのが
伝わってきました。

「ごはんおいしかったです。ふろもきもちよかったです。
またきます」

じ~んとしました。

カップルでお越しのお客様からも「絵」つきで
お手紙をいただきました。

しらさぎが温泉に浸かっている絵が添えられていて感動♪
嬉しく読ませていただきました。

ありがとうございました。

そして、GWにおいで下さいましたすべてのお客様へ・・・・。

ありがとうございました (*^^*)

暑くなってきましたので体を大切にがんばって下さいね!
今後もしらさぎをよろしくお願いいたします。

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しらさぎ玄関で「ズームイン!」
2007年5月5日

椿足湯

「うちとこ旅館やから。お風呂、入っていかんか?!」

椿足湯で、足を浸していた
かっぱさんを足湯の様子を見にいっていた父が連れてきた。
この時点では、申し訳ないのだけれどかっぱさんを
父は全く知らない。

「大阪から走ってきた、よう頑張りやる人」という認識。

 父やっと、理解できた様子。
「そんなん。わし、ぜんぜん知らんかったよ。(笑)まぁ、椿温泉は
疲れとれるし入りよし」

~ 20分後 ~エレベーターから降りてきたかっぱさん。
「着せオケ宴会って・・・・・何?!」の問いかけを
きっかけに、着せオケにチャレンジ♪

衣装を母に付けられカラオケ2曲熱唱されておりました。
テレビでは和装のみ放映されてましたが
洋装もばっちり着替えてられました(笑)
むちゃくちゃ、おもしろかったです。
さすがです。
すごいパワーで歌われてたので
その後の走りに影響なかったかと
心配してしまうほどでした。

かっぱさん!ゴール目指して頑張って下さいね!ファイト!! 

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菖蒲(しょうぶ)湯に入ろう♪
2007年5月2日

 

子供の日に入ると「菖蒲のようにまっすぐ、力強い子供に育つ」
などと言われ日本ではおなじみの菖蒲(しょうぶ)湯。

菖蒲湯

その歴史は古く、菖蒲が邪気を払うと言われ
枕の下に敷いたり、お酒やお湯につけて飲んだりする
おまじないが古来よりおこなわれていたそうです。

菖蒲の香りと漢方でも使われる薬性が災厄や病気を
追い払うものして大切に扱われていたんですね。

5月3日~5日は薬草風呂のひとつに菖蒲湯をご用意しています。
お泊りのお客様は、ぜひお試し下さいね。
近頃は、この辺でも自然に生えている菖蒲を採るには困難。
この菖蒲も、義母さんが足場の悪い場所まで行って採ってきてくれたもの。
義母さんの実家が農家なので、何かといつも助けてもらっている
しらさぎなのです。
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GWがスタート!!
2007年4月30日

いよいよGWがはじまりました!!

スタートからお天気が良く嬉しいです。

今年は、たくさんのお客様にご予約をいただき本当に感謝です。


~皆さまありがとうございます~


忙しくなるし。よぉぉ~し!がんばるぞー!(気合をいれてみる)


そんな私のとなりで舞花はちょっぴり寂しい様子。

旅館の子供に生まれた宿命。耐えてちょうだい舞ちゃん!

といいつつ、実はそう言う私の方が寂しい。出勤時には、舞花はぐっすり。

仕事が終わってきたら、これまたスースー寝息をたてている。


その間、誰が舞花(4歳)を見ているかというと、

「彼氏ができたらどうしよう・・・・」と今からそんな心配をしているパパ。

世のパパさんたちも、こんな頃から愛娘のいつか

できる彼氏に頭を悩ませているものなのだろうか???


パパは、本当に子煩悩だし、私にもやさしい。

いい人と結婚できたものだと日々感謝!!

普段はいえないので、この場をかりてお礼を・・・・。


二人の今日の予定はきっとこんな感じ・・・

海→公園→回転寿司→公衆浴場→車で寝かせながら帰宅。


1週間近くこれが繰り返されるはず(笑)


家族みんなで協力してGW乗り切りましょう♪

そして たくさんのお客さまの笑顔に出会えれば嬉しいよね。

皆さまのお越しを家族一同おまちしておりま~す♪ 

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4月26日(良い風呂の日)の恒例行事
2007年4月26日

創業以来ずっと行っている恒例の行事。

 

商売繁盛などをご祈祷していただいた後 お泊りのお客さんや地元の人たちが 集まっての  「お餅まき」 都会では「お餅まき」は珍しいようですが この辺りでは、祝い行事の一つ としてよく行われています。

保育園のお友達もきてくれたので 舞花(4歳)・初のお餅まきにチャレンジ! 私も一緒にはりきってまきました。

「こっち!まいてぇ~」 「こっちも! こっちも!」 「きゃぁ~」  「わぁ~!」 賑やかな声が飛び交うなか、 紅白のお餅やお菓子がぱっと宙を舞う。 ご年配のお馴染みさん。

楠本さん。 「拾えた?!」と聞くと 「こんなに、拾たん始めてやわ(笑)」 と袋を持ち上げにっこり。

よかった。私もにっこり。 そういえば、昨年のお餅まきの時、3歳の舞花に お餅まきが、始まったとたん 「ママ!食べ物は大事やっていつも言うのにぃ~!投げたらあかんやん!!」 といきなりすごい剣幕で叱られたのを思い出した。

その娘も今日は、お友達のために一生懸命だ。 なんだか舞花が今日は少し大きくみえた。

餅まき

餅まき

餅まき

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「こまった顔?!」が運んできた美味しいもの♪
2007年4月21日

親戚のおじさんが 「たけのこ、いらんかぁ~」土の香りと筍のみずみずしい香り・・・・ いつものニコニコ顔が飛び込んできた。

おじちゃんは、ほんとに、いつも笑顔。 そういえば、以前、かしこまった席で 「笑いいらんと、ちゃんとした顔しよし・・・」と おばちゃんに叱られていた。

ちゃんとした顔って(笑) 私もその時思ったけど・・・ 「わし、昔からこれが普通の顔や!(笑)子供の頃、先生に『叱られて笑うな!』 とよく叱られよった。

こまった顔やで」 身内で大笑いしたのを思い出した。 「こまった顔」そんな事はぜ~ったいにない!

年齢を重ねるごとに、今までの生き方や心根は その人の顔として出てくると思う。 少しも派手さは無く、穏やかにニコニコ笑みを 浮かべている 私はそんなおじちゃんの顔がとても好き。 さてさて、筍は 今日のお泊りのお客様に、炊き合わせの一品としておだしできそう・・・・。

さっそく調理長にお願いし、 クツクツ煮込んでもらいました。 そうこうしていると 「そら豆とってきたったでぇ」とこれまた、親戚のおばちゃん。 とれたてお豆。なんとしても今日のお客さんに食べてもらいたい。

[追加してくださ~い。」調理場に直行した私でした。

筍

筍

そらまめ

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完成までの道のり
2007年4月19日

「椿駅にエレベーターをつける!」

宿泊客の田中さん(83歳)の突然の言葉。

はじめは、驚きのあまり声もでなかった。

けれど、この「驚きの一言」を皮切りに 田中さんが40年間、温めてきた「椿温泉発展」への想いに触れることになった。

※田中さんの物語で詳しく掲載しています。

足湯場

結局、エレベーターはメンテナンスが大変などの理由で建設には至らなかった。 「椿温泉の発展」を願っていただいた寄付金。 田中さんの気持ちをどう形にしていくかを検討・・・ 町役場からの提案で「足湯」が建設されることになった。

※足湯で取材を受ける田中さん

※足湯で取材を受ける田中さん

※石碑前。式典においで下さった娘さんご夫婦

石碑前

40年の想いが形となった日・・・・ 田中さんの顔は安堵と喜びで満ちていた。 そしてそれを見守る大野さんご夫婦にも笑顔が・・・・。

椿温泉は古くからの湯治場である。

昭和20年頃、椿温泉の湯治で神経痛が治った方がお礼にと建立した「薬師堂」。

以来、長きにわたり この地を訪れる湯治客を、守護して下さっている。

お薬師様

「お薬師様」。 地元の大切な宝物だ。 数年前の台風で薬師堂が半壊した。 再建を切に願い積み立てをしているものの かなりの時間がかかることから私たち 地元住民は心を痛めていた。

湯治を一番身近に感じ、椿の発展を願ってくれる田中さんなら。

お寺の仕事を兼務している父と寺総代長の榎本さんが 相談したところ、薬師堂の再建にご協力いただけた。

真新しい足湯のそばに立派な薬師堂が再建され お薬師さまは安置された。 今日、小雨の降るなか父と母とで訪れた。 なんだかお薬師さまが笑っているように見えた。 きっとお喜びなのだろう。 これからも、椿温泉とこの地を訪れるお客さまをお守り下さいますよう・・・・・・。 そう手をあわせお祈りした。

薬師堂 落慶法要の様子

※薬師堂 落慶法要の様子
テーマ:日常(1356)
足湯&薬師堂 完成を写真で
2007年4月18日

○ 地鎮祭 ○平成18年12月

地鎮祭の日程をまったく知らなかった田中さんから

その日に偶然、予約をいただきびっくり!

地鎮祭にも参加いただいた。

○ 足湯まもなく ○      

~桜の咲くころにできれば~

田中さんが言ってたなぁ。そう思いながら撮った一枚

足湯場

○足湯完成のイベント○

平成19年4月15日

地元の特産物の販売などで賑わう!

地元特産物

地元特産物

○ 落慶法要 ○

落慶法要 

○ 祝賀会 ○ 

しらさぎ宴会場にて48名出席 田中さんを囲み、地域の人たちと祝賀会が開かれた。

緊張と疲れが隠せず司会をする父を、

心配しつつも田中さんの笑顔に涙がこみあげてきた。

祝賀会

祝賀会

祝賀会

祝賀会

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足湯がオープン!第1号のお客様♪
2007年4月17日

足湯のお客様

チャックアウトのお客様のお見送りをしてから、 足湯完成イベント会場へダッシュ~!!

たくさんの賑わいに、嬉しさがこみ上げてくる。

 

ふと、見ると・・・・・昨日お泊りいただいた 雪本さんがいる。

~ふわり柔らかな春風のよう~ そんなやさしい空気感を持つ素敵なお二人。

昨日、お会いした時に受けた印象そのままに仲良く足を浸している。

記念すべき日にお越しいただきありがとうございます。 また、いつか二人でおいで下さいね(*^^*)

テーマ:日常(1356)
40年の想い形に。足湯&薬師堂が完成!
2007年4月11日

 椿温泉に足湯が完成!

(4月15日オープンしました)

当宿から徒歩3分です♪(*^^*) 足湯にお越しいただけたなら、 知っていて欲しいお話があります。

 ~椿温泉の発展を心から願う田中さんの物語~

「足湯」 「薬師堂」 が完成したのは、40年も前の出来事がきっかけだ。

湯治のお客様

 それは、ひとりの男性がこの地を訪れた事からはじまる・・・・・。

田中幹二さん。
40年前、働き盛りの頃。病気になり友人の紹介で椿温泉で湯治をはじめる。

食べられなかった食事が少しずつのどを通るようになる。
激減していた体重が半年で10Kg戻った。
再び、第一線で働く事が可能になった。

その時の感謝の想いは何十年の時が流れても決して
消える事はなかったという。

「椿温泉の発展のために何かしたい」 田中さんの心の中で、まさに温泉のように決してさめることのなかった 「お湯への感謝」。

 

その想いが長い年月を経て田中さんの寄付金から 「足湯」「薬師堂」という形となって完成したのだ。

 

小さな田舎の温泉町を一途に愛してくれた田中さんの熱い想い。 たくさんの人たちの地元を愛する気持ち。

 

それがひとつの形としてここに完成したという事・・・・。 温かな湯に、足を浸ける時、こんなお話が背景にあったことを 思い出してもらればと思う・・・。

 

娘の通う保育園でも、子供たちが足湯完成にはしゃいでいる。 地域の人たちも、喜んでいる。 みんなの笑顔はまぎれもなく、田中さんが運んでくれた 椿温泉へのプレゼントだ。

一人のお客様と地域を結んだ、「感謝の心」と「椿を思う心」 建物だけではなく、ゆるぎない大切なものをいただいた。

 

地域にあふれる笑顔をみて改めて感じた。 ありがとうございます。 本当に・・・・。大切な贈り物をありがとう・・・・。

椿温泉湯治

テーマ:日常(1356)
いよいよ足湯完成へ!!
2007年4月10日

いよいよ足湯完成へ。
今日は、最終の会議がしらさぎで行われた。

町役場の人や父も含め地域の役員の方々などで最終の
打ち合わせがされた。

最初から携わってきた父の顔にも安堵の色が見える。
他の方々もそうだ。
お天気が心配だけど
当日の式典・イベントには、寄付金をいただいた田中さん
や娘さんご夫婦も参加される。

娘さんご夫婦にはお会いした事がなかったので
前日からお泊りいただけるのがとても嬉しい。

早くお会いしてお礼を言いたい気持ちでいっぱい。

そして、完成を誰よりも田中さんに見ていただきたい。

テーマ:日常(1356)