~妻で母で私らしく~女将の日記
若女将の日記です
新年明けましておめでとうございます。
椿温泉はお天気が良く暖かで穏やかな年明けです。
安堵と感謝の気持ちでいっぱいです。
旧年中はたくさんの皆様に支えていただきました。
人は人で救われ元気をいただき前に進めると思う瞬間が本当にたくさんありました。
心よりお礼申し上げます。
本年も変わらぬお付き合いをいただけますと幸いです。
さて今年は娘が新社会人、息子は高校受験とそれぞれに新たな道に進む年です。
私も湯治文化を守りながら新たな道を築いていきたいと思います。
古きを大切に今の時代が求めるものを取り入れ心地よい風を椿温泉に吹かせていきたいです。
今年もしらさぎをどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年元旦
椿温泉 湯治のできる宿しらさぎ
しらさぎ忘年会♬今年は特別♡ 創業70周年をスタッフと共にお祝いしました。
長きに渡り宿を続けられているのは創業者である祖父はもちろん父や母のがんばりとそれを支えてくれているスタッフのみんなの力があってこそ。
だから70周年は大切なスタッフとお祝いをしたかった。
そしてアタクシ30人分のお料理を作りました。
盛り付けは母と息子が手伝ってくれたんだけど二人が重なりあって盛り付けてる姿が面白すぎる笑 なぜそうなる?!
笑 私と妹、そして子供たちで両親に感謝の寄せ書きと椿柄の夫婦茶碗を贈りました。
温かな忘年会とお祝いの会になりました。
長年勤めてくれているスタッフたちと和やかに過ごす夜。 しらさぎらしくていいなぁって思いました。
この関係が創業以来ずっと変わらないしらさぎらしさ。 最後に息子が孫を代表してお祝いの言葉を。 緊張しながらも 「僕が後を継ぎます。100年に向けてがんばりましょう。」 としっかり話してました。
頼もしくなったな。 私もがんばろう。
しっかりバトンを渡せるように。
椿温泉の湯治文化を未来に継承するためのクラウドファンディングが
無事に終了いたしました。
皆さまのおかげで目標金額を達成することができました。
たくさんの皆様に応援とご支援をいただき心から感謝しております。
いただきましたご支援を無駄にすることのないようこれまで同様に
椿温泉のために動いてまいります。
引き続き椿温泉を心にとめていただければ幸いです。
椿温泉 湯治のできる宿しらさぎ
女将 熊野幸代
【湯治文化を未来へ】 クラウドファンディングに挑戦中です!(12月20日まで)
椿温泉の歴史を作ってきた湯治文化。 名湯が湧き出る町なのに旅館の廃業が続き保育園・小学校が閉校し地域は元気を失いました。
この15年間、私は椿温泉の湯治文化を広め未来へ残すため必死に取り組んできました。
ほんとそれしかしてない
椿温泉の素晴らしさを伝えここで暮らす子供たちに誇りを持って欲しかったから。
年一回のお祭りを開催。ご当地ソングを作る。 音楽部を作る。
椿マイスター認定制度を立ち上げる。 椿ロード計画で椿の挿し木から花を育てる。
椿温泉の湯治文化をテレビ・ラジオ・新聞・講演で語ってきました。
私のやってきたことは目に見えて何かを大きく変えたとは言えません。
それでもひとつ自信を持って言えることがあります。
それは、取り巻く人が確実に変わった、そしてとても増えたということ。
今までがんばれてこれたのは支えてくれた皆さんがいたから。
「女将ー!」「熊野さん」「幸代さん」「さっちゃん」って声をかけてくれた。
だから踏ん張れた。 病気の痛みにも負けないで前に進んでこれました。
ありがとうございます。
今回のチャレンジも「湯治文化を未来へ繋いでいきたい」という私の想いに賛同し、
椿温泉に訪れ、その良さを実感した皆さんがクラウドファンディングをしよう!と声をかけてくれました。
未来へ継承するには、若い世代への認知度を上げること そして良さを実感してもらうことが大切なんだけど、
それが何より難しい。迷走しています。
若い世代に向けての新たな湯治企画を長い時間をかけて作りました。
(リターン商品で体験プランとして紹介しています)
支援金は新しい湯治企画の運営経費・湯治をひろめるための広報・宣伝費などに大切に使わせていただきます。
この試みはすぐに形として見えるものではありませんが今まで以上に一生懸命に取り組んでまいります。
このクラウドファンディングが椿温泉の湯治を知っていただくきっかけになってくれたらと願います。
応援とご支援よろしくお願いいたします。
椿温泉 湯治のできる宿しらさぎ 女将 熊野幸代
クラウドファンディングのページはこちらから
週末はイベントで釜飯販売をさせていただきました。
26日(土)は白良浜での航空ショー
27日(日)は上富田町市ノ瀬のアサギマダラ祭
様々なイベントから「釜飯販売してもらいたい」と
お声をかけていただけるようになりました。
販売前からご予約をしてくれる方も増えてまいりました。
本当にありがたい!!
そんなこんなで一度の炊く釜は60個~70個!!
エアコンの風で炎が揺れると炊き上がりに影響するのでエアコンは消す!
この炊いている時間はまさにサウナ状態なのです
釜飯をお客様のご夕食に出させていただくようになってから約35年。
「自分たちから名物というのはやめよう。
周りから言ってもらえてこそ本物の宿名物になる!」
先代の料理長と先代の社長との間で交わした言葉です。
長い年月を経てお客様から「名物!」と言っていただけるようになりました。
釜飯サウナができるほどご注文もいただけるようになりました.。
本日のお泊りは3名。お一人様が三組です。暇です
でも、炊いた釜飯は70人前。
イベント用に加え、釜飯ランチのお客様が多かった日曜日。
お泊りいただいてるお客様、イベントで釜飯をお買い上げくれたお客様
ランチに来てくれたお客様、すべてに感謝です。
ありがとうございます。
湯治って何?
よくわからない方が多いと思います。
簡単に言うと
温泉地でゆっくり心と体を休ませること、
ゆるりと過ごすことだと思います。
昔は1週間とか10日間とか長い滞在をされる方がほとんどでしたが
今は2~3泊の方が多いです。
それでもちゃんと自分の体や心のリラックスのために時間を使うって
とても大切。お一人旅が初めての方でも大丈夫!
実はそんな方が多くて、皆さん最初は緊張されてますが、
自然と慣れてゆっくり過ごされていますから♬
連泊中のお昼は別料金ですが自由にメニューからご注文いただけます。
温泉粥や紀州の茶粥が人気♡
自家製の梅干しや金山寺味噌と食べるとほーんと美味しい!
焼き餅も入ってるのでぜひ
この地域の方言で「おかゆ」は「おかいさん」って言います。
「FRaU S-TRIP まるごと⼀冊・和歌山県」号 が発売されました!〈講談社〉
S-TRIPとは、「SDGsTRIP」または「SustainableTRIP」を意味し、
その土地ならではのサステナブルを体感、勉強できる旅の特集号♬
和歌山に息づく歴史や文化、アドベンチャーワールドのパンダの命の循環、
そこに暮らす人、移り住んだ人・・・ この一冊は和歌山を静かに丁寧に語ってくれています。
気づかされ、知り、改めて和歌山を誇りに思い、心が震えました。
友達や知人も紹介されていて嬉しい✨
私もこんな素敵な雑誌でご紹介いただき幸せです。
これからも変わらず椿温泉の湯治文化と和歌山愛を届けてまいります。
和歌山県民にも手にとっていただきたいな。
全国の書店、ネット販売もされてますから皆さまぜひ!
きっと和歌山に訪れたくなる♡
それから今日の夕日。 とても綺麗だったので。
「わかやま12湯サミットin熊野本宮大社・川湯温泉」 全国初じゃないかな。
4回目となる温泉サミットは世界遺産登録20周年を迎えた熊野本宮大社での献湯祭からはじまりました。
各温泉地で個々に献湯祭は執り行われてると思いますが、それぞれの源泉を集め一度に奉納するのは全国初じゃないかと思います。
(わかやま)(みなべ)(白浜・椿)(南紀勝浦)(湯川)(湯の峰)(渡瀬)(川湯)(龍神)(太地)(串本)(すさみ)の12のエリアの源泉を奉納しました。
私は(白浜・椿エリア)を担当。
この筒には6つの源泉がブレンドされてたの。
なんと贅沢で貴重なお湯だと運びながら震えました。
九鬼宮司から熊野本宮大社の御祭神が熊野三山に共通する熊野十二所権現12柱の神々であることから、12湯とご縁を感じるというお話をいただきました。
蘇りの聖地で温泉と人々は古来から深く関わってきたことを改めて感じました。 未来へ繋いでいく使命感も更に強くなりました。 がんばろう。
その後、川湯温泉のみどりやさんに会場を移し第2部へ。
九鬼宮司のお話をはじめ、旭堂南龍さんによる「小栗判官と照手姫」の講談、及川眠子先生が作詞をされた曲をKAYAさんが披露するスペシャルライブなど盛りだくさんの内容でした。
一年に一度の大祭が無事に終わり安堵。
「あー温泉に浸かりたい!!」と帰りの車の中で思わず叫んでしまった笑
1歳~3歳くらいのちっちゃなお子様が多かった縁日。
輪投げの輪を持つのも大変なので
「近くまできていいよー」と声をかけ
輪投げというより輪入れ(笑)
一生懸命に輪を入れる姿が可愛い
しらさぎの縁日はちっちゃなお子様でも楽しんでいただけます。
ぜひ遊びにきてね。