~妻で母で私らしく~女将の日記
若女将の日記です
朝早く、親戚のみーこおばちゃんから、電話がある 「今日はブロッコリーの収穫したいんやけど、昼から手伝えるかな?」
「手伝えるよ」 おばちゃんの畑は、旅館から車で10分くらいの所。 小雨ふる中、たくましく育った元気なブロッコリーを収穫♪ 雨のしずくをまとい、つややかで深い緑がなんだか、眩しい。 採れたての野菜を見ていると、ワクワク感&ほっこり感 みたいなものを感じるのは私だけ?! 生命力とか、力強さとか、農家の方のやさしさとか・・・・ ひしひしと伝わってくる気がして(*^^*) なんとか、お客様のその日の夕食に間に合いました!
◎湯治・2食付のお客様には、
シンプルにゆでたブロッコリー♪ ◎一般宿泊のお客様には、海鮮鍋のお野菜に♪ とれたての野菜は、味が濃く・甘くて美味しい♪ 子供たちにもそれが分かるようです。
娘の舞花(3歳)と、親戚の楓季ちゃん(1歳) ブロッコリーを美味しく食べています!
おかげさまで、自炊のお客様が増えてきました。
自炊場(共同キッチン)にテーブル席を一組いれることに。
だけど・・・・ テーブルはあれど、サイズのあう椅子がない・・・・・。
「長椅子があればなぁ・・・・」とつぶやく母。
あれこれ考え、母の頭に浮かんだのは 『常連客の徳治さん』の顔。
徳治さんのように気兼ねなく何でも相談できる常連さんが
しらさぎには、ほんとにたくさんいます。
そんなお客様がしらさぎの大切な財産だと思います。
おじいちゃんがはじめた旅館を
父母が受け継ぎ、ゆっくり作り上げてきたお客さんとの絆。
温かいその絆をこれからも、父母や私たち夫婦、従業員で大事に
守っていければいいなぁと思いますね。
そして、新しいお客様との出会いを楽しみに頑張っていこうと思います。
しらさぎの湯治には、2食付と自炊・注文食の2通りがあります。
1月・2月の寒い時期は湯治のお客さんが多いです。
湯治の食事ってどんなの?とお問合せを よくいただくので・・・・・。
今日のお泊りの方のお食事を、覗かせていただきました。
「料理が、多いよ」との声も聞かれるのですが
皆さんの体調にあわせて、召し上がって下さいね。
湯治のお食事は、一般宿泊のお食事とは、違って
野菜の煮物やひじきの煮物などの家庭料理も入ります。
今日の湯治会席はこんな感じでした!
ヨコワのしゃぶしゃぶ。お刺身盛がメインで白菜の煮物など他3品 それと海鮮釜飯・フルーツ(メロン)。
昨日は、あおさ海苔の解禁日。
親戚の宮西のおじさんと、川西のおじさんからそれぞれ今、青々としたつややかな海苔がたくさん届きました。
今日はとても風が冷たい・・・。
私はストーブに当たりながら仕事をしているのに・・・・・。
寒い冬の海に、出掛けてくれるおじさんたちにいつも感謝でいっぱいです。
季節の味&美味しいものを
ありがとう!!
さっそく、お客様の夕食に使わせていただきました。
今日のお椀は、海の香りが口いっぱいに広がるあおさ海苔のお吸い物♪
数時間前に、海の岩上で、よせては返す波にゆらめいていた海苔を 口にする事ができる!
海の町の贅沢ですね。
そして最後にもう一度、おっちゃん、いつもありがとう!
20泊宿泊予定(本日で1週間目)の山根さん夫婦。
身体もずいぶんと楽になってこられたと、喜んでおられます。
山根さんご夫婦に毎日の楽しみができたそうです・・・・・。
それは、近所の小学生達とのおしゃべり♪
たまたま、この間、小学校の授業が終わる頃に、散歩をしていたら
そこで下校中の子供たちと、友達になったそう。
それ以来、旅館前まで一緒に下校しているとのこと。
子供から聞く話は、面白くて元気を与えられると、今日も一緒に
子供たちと珍道中?!だったそうです(笑)
今の時代、知らない人には挨拶をしてはダメ!・・・・そんな悲しい話を
耳にしますが、椿温泉では今も昔も変わらず、子供たちは
元気に挨拶してくれます。
そんな町でいつまでもありますようにと、思いますね。
こんな環境は、きっと都会からこられるお客様の
心に、何か温かいものを残してくれるのだと思います。
●●湯治の様子をご紹介します●●
今日は、2食付の湯治のお客様は3組!(約1週間の宿泊予定)
3組中、2組の方は常連さんなので、読書をされたり、
コーヒーを飲みにフロントに来られたり、慣れたご様子で
のんびりされています。
今回が初めてのご夫婦からは「お湯がいいねぇ。ツルツルしているね」との声を
いただき、嬉しくなりました。
自炊のお客様は8名様。
それぞれに宿泊日数が違いますが、長い方では20日間の予定です。
一組のお客様は、先程キッチンで夕食の準備をされていました(ほうれん草の
おひたしと肉じゃがだそうです・・・)
他のお客様は、今日は自炊はお休みして、お食事を注文していただいています。
湯治の様子を見ていると、
朝食はご自身で作られる方が多いのですが、夕食は注文メニューを利用
する場合が多いように思います(笑)
今日も、焼魚定食や、親子丼、お刺身に茶粥などをご注文いただいています。
期間が長い方は、お風呂やキッチンで会う機会が多いので
自然にお友達になるようですね。
白浜の方まで一緒に買い物に行かれた方もいました。
お湯に癒され、田舎の自然に癒され、人に癒されて
本当の湯治が完成するのだと、思います。
人は人と心が通じた時、本当に嬉しいものです。
穏やかに過ごされている湯治のお客様の様子を見ていて、
椿の温かいお湯が、身体を癒し、人と人を結んで笑顔にしてくれる事に、
今日も感謝です♪
今日は、朝から娘・舞花の保育園の面接日。
パパは、はりきってずいぶん前にこの日のため 会社からお休みをいただいており、 行く気満々♪
「両親そろって来る家庭はないと思うけど?!・・・・」 というのも、田舎の保育園なので、 定員いっぱいになるという事は、200%なく 面接とはいっても、先生と今後のスケジュールなどの確認事項を 楽しくお話して、おしまい!という感じらしいからだ。
なので、面接に来ている他のお母さんたちにも、緊張した 様子は全くなく、もちろん両親そろって来ているのも やはり、我が家だけだった。
「かわいい娘を任せると所やねんから、父親として ちゃんと先生と話とかなあかんやろう」 そういうパパの気持ちは良くわかる。
だって私も娘の社会への小さな一歩となる この日を、どんなに楽しみで大事な日と思ってきたことか。 舞花だけが終始、かわいそうなくらい緊張していたけど 面接も終了。
我が家の「大事な日」が無事に終了したのでした。 お馴染みのお客さんが多い「しらさぎ」では 舞花の成長を楽しみに、お越し下さる方も多く嬉しい限りです。
そんな舞花もこの4月より、保育園に通い始めます! これからも、よろしくお願いします。
クエといったらとても、大きいイメージがあるのですが、
小さいサイズのクエを姿でご用意できます。
クエの頭は、その後、あら煮で食べていただけます!
ちょっと珍しいクエの姿造りは、いかがでしょうか?!
お正月前に、叔父さんの山からいただいてきた梅の花。
その時はかた~い、つぼみだったのに、
今朝見るとちいさな白い花を咲かせていました。
寒さは厳しいけれど、確実に暖かな春に向って
時間は流れているんですね(*^^*)
ここで、ちょっと梅にちなんで、
。。。。しらさぎの手作り梅酒のお話。。。。。
6月に一年の梅酒をつけます。
酒作りは、農家に梅をひろいに行くところから始まります。
義母の里は梅農家なので、毎年お世話になってます。
なので、香り良く・良質の紀州南高梅を使えるのです。
梅選びは、私のだんなさんと3歳の娘の仕事。 3歳とはいえあなどれません。子供は良く見ている!
大人が気づかない、梅の小さな傷を見つけるのも彼女。
その目に、私も見られているのだと思うと、ママは この子の目にどんな風に映っているのかと、 いささか不安(笑)
持ち帰った梅を下ごしらえしたーくさん漬けるのは、父の仕事。
私はというと、美味しく味見をさせていただくくらいで、 梅酒作りに関しては、ほとんど参加していません。
ごめんね。 という事で、みんなの手作り、美味しい梅酒を 紹介する事にしました。
今年も芳醇で美味しいお酒ができたね。
ありがとう。
今年も近所の漁師さんたちから、うつぼが届きました。
この地方では、お雑煮にうつぼのすり身をいれ、いただきます。
あの恐ろしい姿を想像すると、食べるの?!と思う方も多いかも?!
でも、コク深く、とても美味しい魚なんです。なんといっても女性に嬉しい栄養の宝庫。
コラーゲンや鉄分・タンパク質・カルシウム・・・などなどが凝縮されてます♪
この地域では、お乳の出が良くなるので、授乳中のお母さんによくプレゼントされます。
私の場合は、食べた2時間後くらいからお乳が張ってきて、パンパンになり
出すぎて大変でした(笑)
うつぼのパワーは、すごいですね。
2月頃までの期間限定ですが、南紀白浜・椿温泉しらさぎまで
身体にもお肌にもと~ってもいい♪「うつぼ料理」を食べにきて下さいね。
今年も「椿温泉しささぎ」をどうぞよろしくお願いいたします!!
年末年始は、天気予報では「雨」でしたが、寒さも和らぎ気持の良いお天気です♪
今年一年が、良い年になる事を予感させるようなキレイな空です。
お客様にも、私たちにも、幸せいっぱいの年となりますように。
忘年会の季節がやってきましたね。
しらさぎの女将が一年で一番多忙な季節です!
昨日は50代~70代まで50名様が大騒ぎしていました(^^)
今日はこれから25名様をお迎えします。
明日は、お昼から宴会です(笑) 笑う事が一番の健康! 笑って笑ってまた、笑う!!
年末まで宴会場は笑い声に包まれます。 笑って一年を振り返りましょう。